NEOTAOコラム#2

意外と身近な素材!漢方をこんな人にオススメしたい4つのケース

漢方薬と聞けば「身体に良さそう」というイメージの反面、「古臭そう」「効果がわからない」「口に入れていいものか悩む」などとネガティブな印象で敬遠してしまう人もいるかもしれません。この記事では漢方とは、どんなもので、食卓にもある、とても身近な素材であることをご紹介します。また漢方をオススメしたい症状や体質の人もありますので、「私は漢方に向いているかな」と気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
 

漢方とはなんのことだろう?

もともと漢方医学は中国から伝来してきた医学ですが、日本人の体質に合わせて時代とともに進化した日本の医学のことを「漢方」と呼びます。ちなみに西洋から伝わった医学は「蘭方」と言います。
蘭方は、身体の悪い部分に焦点を当てて直接的に治療や投薬をしていきますが、漢方とは、人それぞれの体質や不調をしっかりと診ることで治療していきます。
同じ症状であっても、その人それぞれの体質などで、異なる漢方薬を処方することもあるということです。
 

漢方で使われる「生薬」とはどんな薬?

生薬(しょうやく)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?生薬とは、何かしらの薬効成分が含まれている植物や動物、鉱物など天然成分の薬のことです。太古より世界各地で生薬が使われ、先人の知恵によりその用いられ方も様々でした。そして、それら生薬を1種類だけでなく、いくつもの種類を組み合わせることで、安全でより効果的な漢方薬を生み出してきたのです。
「湯剤」…生薬と水を入れて加熱し、生薬の成分を抽出する煎じ薬のこと。いわばお茶のように煮出して飲む薬のことです。
 

飲み方いろいろな漢方薬

漢方薬の剤形(薬の形態)には様々なものがあります。
「湯剤」…生薬と水を入れて加熱し、生薬の成分を抽出する煎じ薬のこと。いわばお茶のように煮出して飲む薬のことです。
「散剤」…生薬を粉末にして混合したもの。
「丸剤」…生薬を粉末にしたものに蜂蜜などを加えて丸く固めたもの。
「エキス剤」…日本で開発された新しい形。漢方薬として湯剤や散剤として使われるものから、エキスを抽出し、粉末にしたものを様々な形状に飲みやすくした形態です。現在市場に出ている漢方の多くはこのエキス剤が用いられています。
 

これも漢方だったの?身近な生薬を知ろう

漢方薬はいくつもの生薬が組み合わさり、その効果も科学的に立証されてきていることがわかりました。しかし、実際に瓶詰めされた生薬を見てしまうと、苦そう、まずそう、味が想像できない…など、その見た目で避けてしまうこと、ありませんか?生薬の名前も難しいものばかり。日頃から見慣れた姿形でないことで「生薬は特別なもの」というイメージがついてしまって服用するにも躊躇してしまいますよね。
 

葛根湯の生薬で考えてみましょう

例えば漢方薬として有名なのは、葛根湯。葛根湯は葛根(カッコン)、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、桂枝(ケイヒ)、麻黄(マオウ)、大棗(タイソウ)の7種の生薬を配合して作られた漢方薬です。どれも聞いたことのないような名前の生薬で想像もつきませんが、それぞれどんな植物かがわかれば、とても身近な素材であることがわかると思いますよ。
「葛根」…和菓子のくずきりやくず湯で知られる、くずの根。
「芍薬」…シャクヤクという花の根。
「甘草」…マメ科の植物の根。甘味料として飴などに使われることもあります。
「生姜」…食卓でおなじみのショウガのこと。生薬ではショウキョウと呼びます。
「桂皮」…ニッキやシナモンと同じクスノキ科の仲間で、香りもそっくりです。
「麻黄」…マオウという植物の地上茎。
「大棗」…サムゲタンなどに入っているナツメの実。
いかがですか?1度は口にしたこともあるものも多いのではないでしょうか?漢方薬は苦そう、まずそうなどと思うかもしれませんが、元を辿れば、おなじみの食材も多いのです。そして案外日常的に、生薬を口にする機会も多かったかもしれませんね。
 

NEOTAOでも成分に使用しています!

漢方原料をベースとしたパーソナライズサプリメント「NEOTAO」でも、上記のようにおなじみの自然由来の成分を使用しています。それぞれどんな効果に有効的かもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
 

NEOTAO COMPONENT 成分
 

その他にもこんな生薬があります

希少な生薬も多いですが、シソの葉、人参、みかんの皮、牡蠣の貝殻など「これも薬だったの?」と驚くような食材が生薬であることも多いです。現在の使われている生薬は、長い歴史の中で危険なものは排除され、安全なものだけが残ったとされています。ぜひ見た目の形やイメージに囚われることなく、身近な素材の1つとして試してみられることをオススメします。
 

漢方はどんな人にオススメ?漢方薬が得意とするケース

少しだけ漢方薬を身近に感じていただけましたでしょうか?漢方は、症状1つに対して薬を処方する西洋医学とは異なるため「通院していても治らない」「なんとなく調子が悪い」「飲む薬が多すぎる」など、心当たりのある方は、もしかしたら漢方薬が得意とするケースかもしれません。
 

ケース1:女性特有のホルモンバランスの乱れで不調が続く

女性のホルモンバランスの乱れは侮れません。倦怠感やイライラしたり、冷え性や肌荒れなど様々な不調がありますが、どれも検査して異常と認められるものばかりではありません。治療方法も見つからず我慢せずに、早めに漢方薬を試してみるのはいかがでしょうか。こういった名前のない不調を改善することが得意なのが、漢方薬なのです。
 

ケース2:色々検査はしたけれど異常がない。でも調子が悪い。

虚弱体質などに伴う疾患などは検査をしても異常が認められないため治療方針が定まらないことがあります。このような時は、人の体質や不調を診て治療方針を決める漢方医学を試してみてはいかがでしょうか。
 

ケース3:それぞれの疾患ごとに薬を処方している

西洋医学では症状に対して薬を処方するので、複数抱えていると薬の種類も多くなりがちに。漢方薬は人の体質・不調で治療方針を決めるので、1つの漢方薬で複数に効果が出ることがあります。
 

ケース4:抗生物質を長期間服用する

西洋医学において、抗炎症作用や鎮痛作用には、抗生物質が優先的に使用されることもあるでしょう。ですが、慢性的、再発性の高い場合は長期間の服用で身体に負担がかかることがあります。その場合は、漢方薬を併用することで、抗生物質の服用期間を短縮するなどの治療例があります。
 

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